タオバオモール(淘宝商城)とは?

タオバオモール(淘宝商城)とは

タオバオモール(淘宝商城)とは、タオバオ(淘宝網)が運営するBtoCネットショッピングモール。タオバオ(淘宝網)とユーザーは共通のため、膨大なユーザー資源(約1.7億人)にそのままアプローチできます。

タオバオモール(淘宝商城)

ノーブランド製品が多いタオバオ(淘宝網)とは違い、タオバオモール(淘宝商城)はデザインもすっきりと、スタイリッシュに仕上がっています。

2009年にはユニクロも出店し、大きな成果をあげて話題になりました。すでに中国で店舗展開している日本ブランドがインターネット販売チャネルを立ち上げる際にも、タオバオモール(淘宝商城)が選ばれるケースが増えています。

タオバオモール(淘宝商城)

※主な日本ブランド・企業の出店
ユニクロ 
ベルメゾン
ワコール
アスタリフト(富士フィルム)
不二家
夢展望
など

タオバオ(淘宝網)とタオバオモール(淘宝商城)の違い

中国で登記された法人でないと出店できない

タオバオ(淘宝網)とタオバオモール(淘宝商城)の違いはいくつかありますが、最も大きい違いはタオバオ(淘宝網)がCtoCモールであるのに対し、タオバオモール(淘宝商城)はBtoCモールである点でしょう。

※CtoC:Consumer to Consumer(個人対個人) 個人間での取引を仲介する形態。日本ではヤフーオークションなど
 BtoC:Business to Consumer(法人対個人) 法人が個人に物販・サービスを提供する形態。

消費者の立場から見ると、タオバオ(淘宝網)は個人が運営しているので不信感を持たれやすい傾向があります。対して、タオバオモール(淘宝商城)は法人運営なので、商品の質に対する信頼を得やすいと言えます。

※実際はタオバオ(淘宝網)にも法人の出店は多い

出店保証金(1万元)、手数料(2~5%)が必要

また、タオバオ(淘宝網)は出店・決済すべて無料であるのに対し、タオバオモール(淘宝商城)は以下の費用が必要になります。

  • 出店保証金(1万元)
  • 販売手数料(売上の2%~5%)
  • タオバオポイント費用(売上の0.5%)
  • 技術サポート費用(6000元/年間)

02の販売手数料は、取り扱う商品カテゴリによって料率が異なります。

カテゴリ サブカテゴリ 料率
アパレル 全て 5%
アクセサリー 全て 5%
スポーツ・アウトドア 全て 5%
家庭用品 給湯器 2%
浴室暖房器 2%
カミソリ 2%
その他 5%
ママ・ベビー用品 粉ミルク・離乳食など 2%
紙おむつなど 2%
その他 5%
化粧品(美容器具含む) 全て 5%
宝石類 0.5%
天然宝石 5%
天然真珠 5%
天然琥珀 5%
その他 2%
デジタル 全て 2%
家電 全て 2%
自動車・部品 全て 2%
食品・保健 茶・果汁・機能性飲料 1%
油・米・麺・雑穀 1%
その他 2%
書籍・AV 全て 2%
サービス 全て 2%
料金チャージ 全て 0.5%

04の技術サポート費用は出店時に先払い。02の販売手数料の1年間の合計が6000元に満たなかった場合はそのままですが、6000元に達した場合は返還されます。

7日間 理由なし返品の受付

タオバオモール(淘宝商城)の全ての店舗は、「7日間理由なし返品」の受付が義務付けられています。アリペイ(支付宝)を通じて購入された商品に限り、商品受け取り後7日以内であれば理由なしに返品できる、という制度です。(ただし、再販売可能な状態の商品に限ります)

これは一見、店舗側に不利な制度のようですが、タオバオモール(淘宝商城)全体に対する消費者の信頼・利便性を高め、結果としてタオバオモールの売上向上→各店舗の売上向上につながることを意図して導入された施策であると言えます。

今、タオバオモール(淘宝商城)に出店すべき理由

タオバオモール(淘宝商城)は御社の中国進出、中国ネット通販進出を成功させるために不可欠なチャネルです。それも、「今」出店すべき理由として以下の3点が挙げられます。

  • 1.タオバオモール(淘宝商城)重視の流れ
  • 2.海外ブランド重視の姿勢
  • 3.上海万博→高度な消費への目覚め

1.タオバオモール(淘宝商城)重視の流れ

まず、タオバオ自身がタオバオモール重視の姿勢を強めていることが挙げられます。タオバオ(淘宝網)は2003年にスタート、順調にシェアを拡大し、2008年にタオバオモール(淘宝商城)をオープンしました。オープンして日の浅いタオバオモール(淘宝商城)は、タオバオ全体に占める流通額の6~7%程度であると言われています。

しかし、タオバオ(淘宝網)は「安かろう、悪かろう」のイメージが先行しがちであり、むしろ本物、高級路線のタオバオモール(淘宝商城)を前面に立てたい意向があるのです。5年後には4割程度にまでタオバオモール(淘宝商城)の流通額を引き上げる目標を立てています。

そのため、タオバオは多くのトラフィックがタオバオモール(淘宝商城)出店店舗に流れるよなサイト構成にしたり、タオバオモール(淘宝商城)出店店舗を増やす動きをしています。つまり、今のタイミングでタオバオモール(淘宝商城)に出店しておけば、タオバオの「タオバオモール重視」の流れに乗り、効率よくトラフィックを集めることができるのです。

2.海外ブランド重視の姿勢

同様に、タオバオモール(淘宝商城)はステータス向上のために、国内ブランドよりも海外ブランドの誘致に力を入れています。ユニクロの出店もその例のひとつに数えられますし、ディズニー商品の旗艦店がオープンするという報道もありました。

これは、2010年中のオープンを目指す楽天と百度の合弁企業の動きを多分に意識しているとも言えます。楽天への対抗上、ステータスの高い海外ブランドをいち早くタオバオモール(淘宝商城)に出店させ、BtoCモールとしての地位を固める戦略です。

もちろん、これは日本企業・日本ブランドにとっても有利に働きます。特に世界的に知られたブランドや、日本で一定の業績を持っているブランドであれば、タオバオに歓迎されることでしょう。

3.上海万博→高度な消費への目覚め

2010年は上海万博が半年にわたって開催されます。時代は違いますが、日本は大阪万博を契機に消費に目覚め、よりよいもの、よい高機能なもの、デザインのよいものを競って消費する機運が高まりました。中国でも同様の動きが起こるでしょう。

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