タオバオモール(淘宝商城) 出店条件
タオバオモール(淘宝商城)に出店する3つの要件
タオバオモール(淘宝商城)に出店するには、以下のような条件があります。
- 1.中国国内で登記された、小売ライセンス(営業項目)を持つ法人であること(香港は不可)
- 2.取り扱いブランドが、中国で商標登録を済ませていること
- 3.商品によっては、中国での販売ライセンスを取得すること(食品、化粧品など)
1.中国国内で登記された、小売ライセンス(営業項目)を持つ法人であること(香港は不可)
タオバオ(淘宝網)は個人名義での出店が可能ですが、タオバオモール(淘宝商城)は必ず法人、それも中国国内で登記されていないとなりません。香港で登記された法人も不可です。また、ネット販売を行うということは小売業に属しますので、小売の営業ライセンスを持つ法人である必要があります(場合により、「卸売」のライセンスでも可能な場合があります)。
2.取り扱いブランドが、中国で商標登録を済ませていること
タオバオモール(淘宝商城)の出品商品は全て「ブランド品」であることが原則です。そのため、ブランド(商標)が、中国で登録されていることを証明しなくてはなりません。ただし、ノーブランド品であっても、新たにブランドを作り、中国で商標登録を済ませれば出店することができます。
ブランドが複数ある場合は、親ブランドひとつのみ登録すれば販売可能です。ただし、商品やパッケージにはそのブランド名やロゴを記載する必要があります。また、商品名をひとつひとつ登録する必要もありません。
これは、タオバオモール(淘宝商城)の信頼性を担保するとともに、タオバオモール出店店舗における商標に関するトラブルを事前に回避すること、またはトラブルが起こった場合、出店店舗側が正当性を主張できる状態にしておくための措置であると言えます。
3.商品によっては、中国での販売ライセンスを取得すること(食品、化粧品など)
当然ですが、中国の法律上、販売できない商品をタオバオモール(淘宝商城)で販売することはできません。食品(口に入る物)、化粧品・シャンプーなど(肌に触れるもの)などの商品は、中国では当局への申請、または当局による認可を受けないと販売することができません。また、健康食品などは日本の薬事法にあたる法律の定めにより、当局の認可を経ないと効果・効能をうたうことはできません。
一般に、それぞれの許認可取得にかかる期間は以下の通り
- 食品:2~3カ月間
- 化粧品等:3カ月~半年(長いと1年間)
アパレルや雑貨など、中国への輸入に当たって制限のない品目はこれには該当しません。
タオバオモール(淘宝商城)出店の3つの形態
タオバオモール(淘宝商城)に出店するには、以下の3つの形態があります。
| 名称 | 出店主体 | 販売できるブランド |
|---|---|---|
| 旗艦店 | ブランドの所有企業、またはその子会社 | 1ブランドのみ |
| 専売店 | ブランドの中国での代理販売権を持つ企業(ブランド非所有者) | 1ブランドのみ |
| 専営店 | ブランド所有に関わりない企業。 ただしブランド所有者からの仕入れ証明が必要 |
複数ブランドの販売が可能 |
旗艦店:
3つの形態の中で最も信頼度が高く、タオバオ側にも歓迎される出店形態です。ユニクロも「旗艦店」と名乗っています。メーカーやブランド所有者が中間業者を排して直接販売できるという、ある意味ではネット通販の理想的な形であるとも言えます。
専売店:
中国では法人を作らずに、代理店などを立てて販売する際に適用される出店形態です。法人設立の必要がありませんので手軽ですが、しかしタオバオモール出店主体となる代理店の選択には慎重を要します。代理店は総代理(独占的代理店)である必要はありません。
専営店:
複数のブランドの商品を扱う出店形態です。例えば、日本の中小ブランドを複数集め、ひとつのタオバオモール(淘宝商城)店で販売するような場合に適用されます。ブランドの中国における販売代理権は必要ありませんが、正規のルートで仕入れたことを証明する必要があります。
